横田に“金づち打法”藤田平氏が伝授

 「阪神2軍春季キャンプ」(20日、安芸)

 ドラフト2位・横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=が20日、安芸を訪れていたデイリースポーツ評論家・藤田平氏(66)から打撃指導を受けた。首脳陣から指導を依頼された同氏は、「金づち」を使用。矯正中の右手の返し方を、珍アイテムを用いて教えた。

 ドラ2ルーキーの指導に思いがけない秘密兵器が導入された。フリー打撃前のケージ裏に掛布DCとともに、阪神OB藤田氏の姿があった。同氏は、右手首の返し方の矯正について、横田にアドバイスを送った。

 横田の右手にはバットではなく、金づちが握られていた。右手だけでそれを持ち、胸の前からスイング。それを何度も繰り返した。すると、あら不思議!自然と右手首が返るではないか。

 「金づちの重さで自然と(手首が)回転する。難しいことではない」と同氏。たった1本の大工道具で、手首の返し方が身につく。極めて単純明快な“藤田塾”に横田も目を丸くした。

 「バットでは(返し方が)分かりづらいけど、金づちだとヘッドが重たいから、すぐにできました。気づかなかったけど、分かりやすかったです」

 掛布DCの「掌(てのひら)を太陽に打法」に続く、矯正指導は効果抜群。直後のフリー打撃でも「できた気がしました」と笑みがこぼれた。

 横田を見た藤田氏は「ええもん持ってるね。しっかり育てられれば(将来)中軸を打てる。楽しみな選手」と期待を寄せた。通算2064安打を放った大先輩からの金言。有望な若トラの血肉となる。

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