福留振っ飛ばす!キャンプはオレ流調整

 阪神の福留孝介外野手(36)が21日、宜野座キャンプでオレ流調整を貫く考えを明かした。ハワイ自主トレでは禁酒などで昨年から約5キロも減量。鍛え上げた肉体で、キャンプでは中日時代のように徹底的に打ち込んで、定位置を死守する。

 勝負をかける移籍2年目。遠慮はしない。逆襲への第一歩となる沖縄。福留は自己流を貫き、完全復活への道を探る。

 「1年やって流れが分かったし、今年はやりたいようにやらせてもらう。無理して飛ばしすぎてケガをしてもいけないし、細心の注意を払いながらね」

 移籍1年目の昨春キャンプは流れが分からず、チームの動きについて行っていた。全体に合わせた結果は、居残り特打の時間にも表れた。

 中日時代は2時間の打ち込みを行ったこともあったが、昨年は長くて30分ほど。「(打ち込みは)少なかった」と振り返った。

 その結果、昨季はケガに悩まされたとはいえ、打率・198、6本塁打、31打点と不本意な成績に終わった。地位は揺らぎ、昨秋のキャンプで成長した若手は右翼を狙おうとしている。もう後悔はしたくない。今年はいい意味でのワガママを貫く。

 土台は仕上がっている。17日に帰国するまで自主トレしたハワイでは徹底的に走り込んだ。「動けるようにして、パワー的に落ちないようにするのが目的だった」。現地ではお酒を断ち、昨年から約5キロも減量。18日からはティー打撃を始め、近日中にフリー打撃を開始する予定だ。

 この日は「アンダーアーマー」を扱い、契約を結んでいるドーム社が、都内で開催したイベントに出席した。オリックス・糸井、ソフトバンク・松田らとステージに登場。各選手が冗談を交えて抱負を話す中、真面目に意気込みを語った。

 「去年は散々でした。ケガばかりしたので、今年はしっかりゲームで結果を残せるように頑張りたいと思います」。大言壮語は必要ない。焦らず、流されず。着実に完全復活へ突き進む。

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