ドラ5・山本、虎新人記録更新目指す!
“雪男”が投手陣に殴り込み!?阪神のドラフト5位・山本翔也投手(25)=王子=が6日、福井市の母校・福井工大福井のグラウンドで自主トレを公開した。積雪量が多い福井で生まれ育った左腕は、雪合戦で鍛えた制球力と、雪踏みで鍛えた下半身で1年目から活躍を誓った。
幼少期から雪が“練習道具”だった。高校まで冬の通学時は毎日が雪合戦。「人を狙って当てるので野球と違いはあるけど、制球に生かされていると思う」。動く相手を狙って投げることで腕を使う感覚をつかみ、武器の制球力を培った。
福井工大福井では冬に長靴を履き、グラウンドに膝元まで積もった雪を踏み固めた。砂浜よりも足を取られる過酷な状況で2時間も走り込み、強じんな下半身をつくり上げた。「一番きつい練習だった。でも(積雪は)ハンディというより、なおきつい練習ができる」と昨年末も実家周辺で雪踏みを行った。
この日は坂道ダッシュなど軽めの調整で7日の入寮に備えた。リリーフとして期待される即戦力左腕は「左投手が少ないというのはチャンス。1年を通して戦力になりたい」。雪国で鍛えた技術と体で、目標とする榎田が持つ、球団新人記録の62試合登板を目指す。
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