細マッチョ化計画だ！！阪神・緒方凌介外野手（２３）が２８日、来季の開幕１軍入りへ今オフ、肉体改造に取り組む意向を明かした。持ち味のスピードを失わずに、筋肉をつけて１年間フル出場できる体づくりへ。長期的な肉体改造も視野に入れたトレーニングで進化を遂げる。

　虎のスピードスターを目指し、緒方が肉体改造に着手する。目的は体重増だ。「もともと太りにくい体質なので、１年間戦うためにオフから体重を増やそうと考えています」

　現在、体重は７２キロ。理想は８０キロだが、一気に増やすつもりはない。まずは、春季キャンプまでに７５キロにすることを目標に置く。

　体重増のために同期の藤浪、北條らは食事量を増やす計画を立てている。緒方は違う。あくまで野球の練習、トレーニングにより筋力強化を行い３キロ増やし、将来的には８０キロ到達を目指す。

　食事による体重増は、スピードを失う可能性もある。東洋大時代のケガの影響もあり、入団当初は体力面を不安視された。１年間出場する体力やケガに強い体をつくるためには、体重増は必要不可欠だ。それでも、武器であるスピードが落ちることがあれば意味がない。「走れることが前提なので」と特性を生かしたトレーニングに取り組んでいく。

　アジア・ウインターリーグでは盗塁王を獲得。自身が描く肉体改造に成功すれば、台湾で見せた快足に磨きがかかる。来春の実戦で目標にしている「１試合１盗塁以上」も可能になる。２年目のブレークを目指し、緒方が一回り大きくなる。