新井“過去の自分探し”で20発復活だ

 阪神・新井が8年前の「新井探し」を始めた。11日、「今、ずっと05年の画像を見ているんですよ」と吐露。今オフ、既に甲子園の室内練習場で打撃練習を開始している。43本塁打でタイトルを獲得した当時の打撃フォームとにらめっこする毎日だという。

 「阪神にきて、19本塁打が最高だから。それではさみしい。さみしすぎる」。FA移籍した08年からの本塁打数は、8、15、19、17、9、15。広島時代に4度超えた20本塁打の壁を一度もクリアできていない。この現状を打破するため、「過去最高の自分」を分析することにした。

 「当時は感覚だけで打っていた。感覚に頼っていたから、どこがどうなっているか分からなかったけど、今、あらためてビデオを見てみると、分かることがある。05年をベースにして、より良い形にしていきたい」。具体的に参考にしているのは「下半身の粘り」。05年のフォームは、体勢を崩されても腰から下が安定しているから軸がぶれなかったという。

 「もう一度、振り返ってみる。いい転機じゃないかと思う。金本さんからも言われたので」。アニキからも「頑張れ」とゲキを飛ばされたようだ。新助っ人ゴメスに、やすやすと定位置を渡したくない。新井が「キング新井」を取り戻す。

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス