オマリー氏打撃C復帰 外国人ケア役も

 阪神の打撃コーチに、OBでヤクルトでも活躍したトーマス・オマリー氏(52)が復帰することが17日、分かった。打線強化に加えて、外国人選手の“精神安定剤”としても期待がかかる。

 今季、貧打で急失速した阪神がまた動いた。掛布氏に続いて、オマリー氏が猛虎打線の立て直しに加わる。

 中村GMは「まだ正式決定したわけではない」と前置きした上で、日本でプレーした6年連続で打率3割を超えた実績を評価。「理論家だった。配球の読みなんかは秀でていた。技術と読みがないとあれだけの成績はついてこないから」。今季、12球団最少の82本塁打で、打点と得点はリーグ5位に終わった打線のテコ入れ役に指名した。

 日本での経験と人柄を買って、プレー以外での外国人選手のサポート役も任される。今季のコンラッドのように、来日1年目の外国人打者は序盤に結果が出ないと低迷を続けるケースが多い。

 中村GMは「外国人は日本の投手の配球について来られないということがある。通訳を介するよりも早いし、微妙なニュアンスが伝わるかどうかというのもあるし。新外国人もだけど、マートンの精神的なケアの意味合いもある」と、グラウンド外での活躍にも期待。

 オマリー氏は91~94年、阪神でプレーした。93年に首位打者を獲得。95年にヤクルトに移籍すると、同年の日本一に貢献した。引退後の02、03年は阪神で特命コーチを務め、04~09年は駐米スカウトとして活躍した。

 日本では11年ぶりとなる現場復帰。掛布氏とともにOBで強力タッグを組み、猛虎打線の再建を目指す。

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