ボイヤー“1日”で2勝!持ってる男だ

 「中日1‐4阪神」(24日、ナゴド)

 逆転への土台を築いた。前夜の来日初勝利の喜びから24時間が経過しない内に、またも興奮に身を震わせた。阪神・ボイヤーが2回無失点の好投で流れを引き寄せ、2試合連続の白星をつかんだ。

 「試合に使ってもらえているので、勝ちに貢献できてうれしい」

 藤浪に続いて登板すると、七回は2死から井端の安打だけに抑えた。八回は1死からの安打と犠打で得点圏に走者を背負ったが、高橋周を中飛に打ち取った。この粘りが九回の逆転劇につながった。

 21日の昇格後は、この試合を含めて3試合に登板して無失点。「本来のフォームが戻ってきた」と、2軍では左足にしっかりと体重が乗るようにフォームを修正。現在の好調には、しっかりとした裏付けがあった。

 中西投手コーチが「何か持ってるんじゃないか、今」と評する右腕。「(2つの)ウイニングボールは家に飾るよ」と自信に満ちた笑顔でバスに乗り込んだ。

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