榎田ワースト6失点KO「申し訳ない」

 「阪神0‐10DeNA」(28日、甲子園)

 強力DeNA打線の勢いに飲み込まれた。後半戦初先発の阪神・榎田が五回までに6安打を浴び、自己ワーストの6失点。連敗中の重苦しいムードを断ち切れず、6敗目を喫した。これで巨人戦以外は1勝6敗。「ゲームをつくることができず申し訳ないです。ボールが抜けていた」と肩を落とした。

 コースを狙った球が微妙に外れ、審判の微妙な判定にも泣いた。二回1死から中村、宮崎に連続四球。8番鶴岡に左前にはじき返され、あっさりと先制点を許した。それでも「それもあるけど、早くストライクゾーンを分かって投げないといけない。相手も同じだから。そこがどうこうはないです」と言い訳は一切しなかった。

 三回2死一塁からは、ブランコに直球をバックスクリーンに運ばれた。続く四回にも先頭の多村にスライダーを完璧に捉えられ、左翼席中段まで運ばれた。五回にも失策絡みの2失点。先発投手の役割を全うできなかった。

 まさかの乱調に和田監督は「しっかりコースを狙って、低めに投げるというのはエノキ(榎田)の特長ではあるけど、今日に関してはそれが悪い方に出たね」と嘆いた。それでも「来週になったら変われるピッチャーだから、そういう意味では心配していない」と信頼は変わらず、次回の登板に期待した。

 後半戦5試合を終え、先発ローテ5人のうち、メッセンジャーを除いた4人に黒星がついた。中西投手コーチは「これでローテの5人が投げた。ここはもう一回、立て直していかないといけない。来週から6連戦が続くわけだから」と、榎田を含めた先発投手陣に奮起を促した。

 榎田の次回先発は8月4日の巨人戦(東京ドーム)が有力。3勝無敗、防御率0・64を誇る“お得意さま”相手に巻き返しを図る。

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