初回いきなり2盗塁!虎が小川燕に足攻
「阪神7-6ヤクルト」(4日、甲子園)
最後は薄氷を踏む思いだ。それでも、4月21日の4連勝以来となる連勝。6度目の挑戦で到達した今季最多の貯金4。つかんだ勝利を上回る収穫はない。阪神・和田監督も「今日は勝ちにこだわった。そういう意味では良かった」と安どの表情だ。
オープン戦2試合の対戦で、計7回を無失点と抑えられていた小川を打ち崩したことも大きい。「打撃コーチが策を練って、それにのっとって打席に入ってくれた」と指揮官。初回はマートンの3ランで先制後も攻撃の手を緩めず、さらに3点を加える猛攻だった。
苦手投手をつくらない。シーズンを勝ち抜く上で、重要なポイントとなる。「オープン戦でやっている分、球筋、球種、配球と予備知識があった」と、これまでのデータを生かしての小川攻略であることを強調した。
初回無死一塁から送りバント失敗の大和が、続く鳥谷の打席で二盗を成功。「ミスもあったが、そこをカバーできた。今日に関しては良かったね」。中前打で出塁の鳥谷もマートンの初球に二盗を決め、クイックの速くない小川を足でも効果的に揺さぶった。
二回以降は好機に得点を奪えず、和田監督が「もうちょっといい試合をしたかった」と話すなど、会心の内容とはほど遠い。課題は残した。だが「連勝ができなかったので、今日の勝ちは大きい」と指揮官は言う。大きなうねりとなる時まで、今は少しずつ、歩みを進めていくだけだ。
