和田監督ホッ「これで乗っていける」

 「阪神7‐3ヤクルト」(19日、甲子園)

 左翼ポールを直撃した劇的なサヨナラ弾。4時間38分の激闘をドローで終わらせず、白星で飾れた事実に虎将は安どした。「昨日、東京ドームでいい試合をして、2試合続けて盛り上がる試合ができた。これで乗っていける」。阪神・和田監督の声が弾んだ。

 3点差を追いついた七回の粘り。だが、その後は毎回、塁上をにぎわせながら、あと1本が出なかった。「引き分けで終わったとしても、粘りらしきものも出てきたし、決してマイナスではなかったと思うけど」と振り返ったが、勝利してこそ、勢いの太さは増すというものだ。

 宿敵の3タテを阻止した前夜の爆勝からの連勝で、再び貯金生活に返り咲いた。一気に突っ走る。もう後戻りはしない。今季2度目の3連勝を呼び込めば、タテジマに強い追い風が吹く。

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