コンラッド守乱…サヨナラ翌日勝てぬ虎
「阪神3‐5中日」(3日、京セラ)
コンラッドよ、しっかり守らんかい!!和田虎が拙守で連勝を逃した。五回に一塁悪送球で勝ち越しを許したコンラッドが、七回にも谷繁のライナーを捕球し損ねる痛恨の守備で傷口を広げた。サヨナラ勝ちの次戦はこれで2011年7月14日・巨人戦から7連敗。4日こそ勝って、今季初のカード勝ち越しを決める。
歓喜の余勢はどこへ行ったのか…。猛打があり、貧打に泣き、好走塁を見せ、そして拙守を連発。ジェットコースターのように、目まぐるしく景色が変わる2013年の猛虎。サヨナラの空気を消し去り、なお重苦しさが漂う敗戦だった。
前夜、劇的なサヨナラ打でチームを勝利に導いた西岡が、腰の張りを訴えて欠場。だが和田監督を悩ませたのは、西岡を欠いた打線ではない。「打線というより。無駄な失点がな。これだけミスをして、勝てるわけがない」。そう吐き捨てた。
相手捕逸で1点を先制した直後の五回だ。2死から先発・スタンリッジが連打を浴びて同点。なお2死二塁で、代打・中田亮が放ったボテボテの当たりは、三塁前に転がった。
アウトにできるタイミングで、三塁手・コンラッドは「(中田亮が)そこそこ足があると分かっていた。少しでも早く投げようと思った」と、一塁へのジャンピングスローを選択。大きくそれた送球は一塁側ファウルゾーンの観客席へ飛び込み、二塁走者が生還した。
思わぬ形で献上した勝ち越し点。こうなると、負の連鎖は止まらない。
七回無死一、二塁で中日はエンドランを敢行。2人の走者がスタートを切る。だが、谷繁の打球はコンラッドの正面へのライナーとなった。
1度は捕球したかに見えたが、グラブからボールがこぼれ、記録は内野安打に。コンラッドは送球動作に移った際の落球と、三塁塁審に完全捕球をアピールしたが認められず。捕球していれば、三重殺となった場面。それが無死満塁へと危機が広がり、松井佑の右犠飛で痛恨の3点目を失った。
「送球を焦った?送球を焦ったわけじゃないから、ヒットになった。捕球していない。最初の3点は防げる失点」。信じられない光景の連続に、和田監督の言葉にも怒気が含まれていた。
機動力と守備力を提唱しながら、開幕前からコンラッドの守備力は不安視されていた。「しっかりと捕球をしなければいけなかった。自分のミス」。期待のバットも3打数無安打では、コンラッドも肩を落とすほかない。これで、11年からサヨナラ勝ちの次戦は7連敗。流れをつかむ野球ができなければ、望む場所など到達できない。まだシーズン序盤。修正の時間は十分にある。
