藤浪、現状7割…甲子園V状態に戻す!

 春夏連覇の力を取り戻す。阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が12日、開幕へ向けて昨夏の甲子園優勝時の状態へ戻すことを目標に掲げた。

 この日の試合前練習でブルペン入りし、約50球を投じた。「休み明けなので、そんなに良くなかった。しっかり投げられるように、やっていきたい」と話した。

 自身がベストだった時期を、昨夏の甲子園大会とした藤浪。その上での現在の状態を「ベストではない。(昨年の)夏に比べたら7割ぐらい」と説明。聖地を席巻し、春夏連覇の偉業を達成した状態まで引き上げることが、今後の課題となる。

 そのため「しっかり体をつくること。とにかく投げること。それに尽きる」とし、改めて開幕ローテへ向けて「夏の状態に持って行ければ」と繰り返した。

 その中で、投球以外のチェックも怠らない。プロのストライクゾーンにも「甲子園では相当に広かったので、違いは感じる」としながら、「(プロも)極端に厳しいとは思わない」と確認済みだ。さまざまな項目をクリアしながら、目指す舞台に備える。

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