マートン死角なし!11戦打率・417

 「オープン戦、阪神2‐1中日」(6日、甲子園)

 死角は見当たらない。マートンが決勝点となる先制打を含むマルチ安打だ。今年の甲子園初戦で、攻撃のキーマンが調子の良さを示した。

 初回2死一、二塁。西川の初球を捉えると、鋭いゴロが二遊間を破った。「常に1球目から打つ、という気持ちでやっている。とにかく、いいボールが来たら初球からいこうと思っているので、タイミングとリズムは合わせているよ」。好球必打で生んだ先制の中前打に充実感を漂わせた。

 三回は2球連続の見逃しで追い込まれた後、低めの直球をコンパクトなスイングで右前へ。打率・260、5本塁打、38打点と低迷した昨季のような淡泊さはない。復活を予感させる内容に「きょうはいい感じで打てた」と笑顔で振り返った。

 この日の2安打を入れ、対外試合通算11試合で24打数10安打、打率・417と高打率をキープしている。今春キャンプで取り組んできた、214安打を放った2010年型フォームがものになりつつある証拠だ。

 昨季は“舌禍騒動”などのトラブルもあり、精神的に不安定だった。2年契約の2年目となる今季は勝負の年。ふがいない成績に終われば引退覚悟で臨む決意を示しているが、ここまでは順調にきている。来日4年目の開幕へ向けて視界は良好だ。

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