大和波動砲3連発!4キロ増パワーUP

 戦艦ボディーの破壊力はすさまじいで!阪神・大和外野手(25)が28日、沖縄・宜野座球場での合同自主トレでフリー打撃を行い、柵越え3連発を放った。今オフに4キロ増量した効果が早くも結果となって表れた形。中堅争いを勝ち抜くために、自信のある守備、走塁に加えて、飛距離が増した打撃でもアピールしていく。

 力強さを増したニュー大和は豪快だった。バットを長く持ちフルスイング。らしくない打撃フォームから飛び出した打球が、続けて左翼芝生席に消えていった。柵越え3連発。新井良や森田ら長距離砲よりも早く、“離れ業”をやってのけた。

 野手が練習する宜野座のメーン球場。「(報道陣に)見てもらおうと思って」と冗談交じりに話したが、間違いなくこの男が視線を独り占めにした。

 1年間戦い抜くために、今オフは体重増に取り組んだ。食事は1日5度。体重は4キロ増えて69キロまで体を大きくすることに成功した。鹿児島での自主トレでは、例年の倍の量を打ち込んだ。体力強化を目的とした大食いとハードトレが、思わぬ“波動砲”完成につながった。

 45スイングでヒット性の当たりは15本。柵越えは3連発の3本のみも、左中間深くへライナー性の当たりを連発した。「今は思い切りスイングするだけです。キャンプに入れば大きい当たりはいらないので。(バットを)長く持っているのは今だけです」。強く振る。思い切り振る。合同自主トレ期間中にしかできない課題に取り組んでいることを明かした。

 昨季は自己最多の128試合に出場。守備、走塁はチーム内でも群を抜いている。打率・257だった打撃が向上すれば、中堅の定位置を不動にすることが可能だ。その手応えを確かに感じ取っている。

 「飛距離が伸びている感覚はある。(体重増の影響)それはありますね。こうやって打撃練習で(成果が)出ているので、継続してやっていきたい」

 快音を響かせたフリー打撃。見守った関本から「(体重)4キロ増~」。「今年は(本塁打)10発いけるな~」と大声で冷やかされ、照れ笑いを浮かべた。明らかに力感を増している打撃。新たな「武器」を携えた大和が、勝負のキャンプに挑む。

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