宮間弾に総立ち 岡山美作に最多4998人

 「なでしこリーグ、岡山湯郷2-2INAC神戸」(12日、美作)

 女子W杯のため中断していたレギュラーシリーズが再開した。岡山湯郷はINAC神戸と対戦し、日本代表主将のMF宮間あや(30)が後半39分に同点弾を決め、2-2で引き分けた。INAC神戸のMF澤穂希(36)は左膝関節炎のため欠場。日テレはAS埼玉に1-0で勝ち、首位に浮上した。

 岡山湯郷の中心には、宮間がいる。2点をリードされながら、ホームでの再開初戦で勝ち点1の獲得に導いた。「最後まであきらめずにゴールを目指す姿勢を見せられた」。なでしこらしさを体現し、会場には宮間コールが響いた。

 1点を追いかける後半39分。パスを回す相手DFの一瞬の隙を逃さなかった。ピッチ中央から一気に距離を詰め、プレッシャーをかけた。そのままエリア手前でボールを奪取。ドリブルで攻め上がり、落ち着いて左足を振り抜くと、ボールはゴール左ポストに当たりながら、ラインを越えた。帰国翌日から練習に参加したほど「早く一緒にサッカーがしたかった」仲間と、喜びを分かち合った。

 後半36分の1点目も起点は宮間だった。中央でボールを持つと、右サイドに大きく展開。そこからのクロスをFW高橋が頭で決めた。

 両チーム合わせてW杯代表9人が在籍した一戦。準優勝したヒロインたちを一目見ようと、美作ラグビーサッカー場には、過去最多の4998人が詰めかけた。宮間の同点ゴールに会場は総立ちとなった。

 カナダで巻き起こったなでしこブームは、岡山でも続いている。「一緒にワクワクできる試合が多くなったらいいな」。日本の大黒柱の存在感は、岡山に帰っても不動だ。

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