鳥栖 当面活動停止へ 「陽性」10人はクラスター

 サッカーのJ1鳥栖は12日、オンライン上で会見を開き、抗原検査による新型コロナウイルス感染症の陽性が確定していた2人に加え、陽性疑いとなっていた7人もPCR検査の結果として、確定陽性となったと発表。11日に陽性が発表された金明輝監督に引き続き、クラブ内で同時に10人の感染者が出た。

 同日夕に佐賀県が行った会見で、今回の事例をクラスター(集団感染)が発生したという認識を示したことを受け、竹原社長は「今は感染拡大を広げないという意識でいる」。そして「結果から見ると、起こるべくして起こってしまったというところがあるかもしれないが、この中の選手には、クラブハウスと家以外は一切行っていないという選手もいる。(現時点では)私たちしか(クラスターが)出ていないが、どのクラブで起きてもおかしくはない」と語った。

 Jクラブとして、初のクラスター発生。同社長によると、保健所からは活動の自粛を求められたといい、期間は定めないが当面の間はトップチームの活動を停止するという。感染者を隔離し、検査結果で陰性だった選手・スタッフで練習を行うことについては「感染経路も確定できていない。他クラブとは違う」と語り、練習場や自宅外での個人練習も控える方針を示した。

 一方で、15日にはホームでJ1リーグのG大阪戦が予定される。活動停止するのであれば、開催中止となりそうだが、竹原社長は「それはJリーグからアナウンスすること」とし、明言を避けた。リーグ側は、2週間に1度の公式検査などでの陰性判定者がGK1人を含む選手14人がそろえば、試合開催は可能という指針を出しているが、同社長は「さまざまな意見を聞きながら、Jリーグと協議し決めたい」と話すにとどめていた。

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