前橋育英、惨敗…涙の準V 高校総体の県予選初戦敗退から成長示す
「サッカー・全国高校選手権・決勝、青森山田5-0前橋育英」(9日、埼玉スタジアム2002)
ゴールが遠かった。立ち上がりこそ攻勢に出た前橋育英(群馬)だが、決定機をことごとく逸した。決めるところを決めなければ、流れは相手に傾く。最後まであらがって戦うも、0-5という実力以上の惨敗スコアを喫した。
だが、就任35年目の山田耕介監督(57)は「高校総体の県予選で初戦敗退のチームが、よくここまできた」と語る。当時のチームは連動性もなくバラバラだったが、そこから成長して準優勝まで上り詰めた。
準決勝まで無失点の堅守を誇った守備ラインには、2年生も多い。DF松田陸は「一生悔しいと思う試合」。悔しさを糧に成長し、今度こそ優勝旗を持ち帰る。