無冠のまま退任の川崎・風間監督「成長した選手が喜びと誇り」

 「サッカー天皇杯・決勝、鹿島2-1川崎」(1日、吹田サッカースタジアム)

 鹿島が延長の末、川崎を下して6大会ぶり5度目の優勝を飾り、国内主要タイトル19冠目を獲得した。1-1の延長前半4分、途中出場のMFファブリシオ(26)が決勝点を挙げた。初の決勝進出で悲願のタイトルを目指した川崎は準優勝に終わった。大阪で天皇杯決勝が開催されるのは、古河電工(現J2千葉)が優勝した第40回大会(昭和35年)以来56大会ぶりだった。

 川崎にとってはリーグ戦3度、ルヴァン杯(旧ナビスコ杯)3度に続き7度目の準優勝。悲願の初タイトルにはまたも手が届かなかった。

 風間八宏監督(55)は契約満了のため今季限りで退任する。チームを率いた5年間で無冠のまま終わったが、「選手が最後まで勝ちたい気持ちを出してくれた。結果は残念ですが、勝つこと以上に、たくましく成長してくれた選手は僕にとって喜びでも誇りでもある」と穏やかな表情で振り返った。

 来季J2名古屋の監督就任が決定的だが「それはまた違う機会で言います」と多くは語らなかった。

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