サッカーのスペイン１部リーグの名門バルセロナとインターネット通販大手の楽天は１６日、クラブの本拠地カンプノウで記者会見を開き、来季からのメインパートナー契約を結ぶことに合意したと発表した。４年総額２億２０００万ユーロ（約２５７億円）。さらに１年のオプションと、優勝ボーナスが付く。来季からバルセロナのユニホームの胸に「Ｒａｋｕｔｅｎ」と入り、日本で試合を行う権利も含まれる。

　バルセロナは１８９９年の創設以来、ソシオ会員が支える市民クラブとして運営。そのためユニホームの胸にはスポンサーをつけていなかったが、経営を安定させるため２００６年に方針を転換。ユニセフに続き、１１年からはカタール財団（カタール航空）と契約していた。この契約が今季末で満了するため、クラブは次期スポンサーを探していた。（ロンドン・原田公樹）