15歳久保建英がJ1出場可能に!FC東京2種登録に

 U-16(16歳以下)日本代表で、FC東京U-18に所属する中学3年生のMF久保建英(15)が、ユースチームに所属しながらトップチームの試合にも出場可能な2種登録となることが13日、分かった。

 当面は今季からJ3を戦うFC東京U-23で起用される方針だ。現在、久保はU-17W杯出場権を懸けてインドでU-16アジア選手権に出場中。10月2日の同大会決勝までいけば、帰国後初の本拠地戦となる10月30日の相模原戦か、続く11月5日の長野戦でJ3デビューする可能性が高そうだ。

 日本サッカー界の至宝が、ついにJデビューまであと一歩と迫った。2種登録が認められ、今後の評価次第では、森本貴幸(現・川崎)が東京V時代の2004年3月に記録した、15歳10カ月6日のJ1最年少出場記録を塗り替える可能性も出てくる。

 久保は15年5月に、スペインの名門バルセロナの下部組織からFC東京U-15むさしに加入し、今季は中学3年生ながら飛び級で東京U-18へと昇格を果たしていた。その後も順調な成長を遂げ、8月の日本クラブユース選手権ではチームの8年ぶり3回目の日本一に貢献。全7試合に途中出場し、5ゴールを挙げて大会得点王にも輝いていた。

 「育成型ビッグクラブを目指す」と公言してきたFC東京は、U-18、U-15といった年齢区分のシステムを見直し、今季から久保のような才能ある選手を引き上げていく方針を固めていた。その一環として、早くから今季中のJ3デビューも検討してきたという。クラブ関係者は「クラブとして育成のスピードを上げていく上でも、次のステージにチャレンジさせたい」と語った。

 また、18歳未満の外国人選手獲得に関する登録違反があったとして公式戦に出場できなくなったバルセロナも、継続的に久保の出場試合映像をチェック。今でもその才能を高く評価しているという。その障害がなくなる18歳の誕生日を迎えれば、名門への復帰の道も開かれる。東京五輪のエースとしても期待される中学生には、輝かしい未来が広がっている。

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