60年ぶりW杯へウェールズ快勝発進 エースのベールが2得点

 欧州予選は5日、英国のカーディフなどで行われ、D組で今夏の欧州選手権4強のウェールズはホームでモルドバに4-0と快勝した。ベールが2得点と活躍した。I組では5月に国際サッカー連盟(FIFA)加盟が認められ、予選初参加となったコソボがアウェーでフィンランドと1-1で引き分けた。G組のスペインはリヒテンシュタインから後半に7点を奪い、8-0で圧勝した。同組のアルバニア-マケドニアは1-1の後半31分に悪天候のため中断となった。残り約15分は後日、改めて行われる

 欧州選手権4強の実績はだてではなかった。ウェールズは重圧のかかる初戦に4-0で快勝。1958年スウェーデン大会以来のW杯出場へ順調に第一歩を踏み出し、コールマン監督は「辛抱強く、慌てずに戦ってくれた」と喜んだ。

 開始早々から試合を支配しながら得点できない展開。それを打破したのはエースのベールだった。前半38分に右から高速クロスをピンポイントでボークスの頭に合わせて先制点を生んだ。緊張が解け、同44分にアレンが加点。後半もベールが1PKを含む2点を追加した。2得点1アシストの大黒柱は「難しい試合になると思っていたが、どう対応すべきか分かっていた」と胸を張った。

 この日はラムジーを太もも裏のけがで欠き、他の主力も所属クラブで出場試合数が少なかった。不安材料は多くても白星をつかんだ。アレンは「自分たちには何かができると分かっている」と言い切る。選手に確かな自信が芽生えている。

 実績に慢心することはない。ベールは「欧州選手権はいい思い出だが過去のこと。さらに大きなことを成し遂げたい」とロシアへの道を見据えた。

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