J2熊本、練習場使えず 睡眠不足も

 14日夜に熊本県を中心に襲った熊本地震。九州のスポーツ界にも大きな影響を与えた。

 J2熊本は練習場として使用する熊本市の熊本県民総合運動公園が18日まで利用できなくなった。15日は熊本市内の別の施設で練習。余震の影響で睡眠不足の選手が多く、練習の開始時間を通常より遅らせて、体調を整えるメニューを中心に汗を流した。

 チームは予定通り17日のアウェー京都戦に臨むが、選手たちは不安を隠せない。震度7を観測した熊本県益城町の実家で地震に遭ったMF上村周平は「余震のたびに頭に布団をかぶり、朝まで過ごした。友人の家は倒壊した。熊本を背負っているのだから次の試合が大事になるが、家族を(熊本に)置いていく不安もある」と打ち明けた。

 清川浩行監督も「京都戦は家族などが心配で熊本に残りたい選手がいれば、そちらを優先させたい」と気遣う。一方で「勝って熊本に戻れば、地元を勇気づけられる。結果を求める」と誓った。23日の熊本市のうまかな・よかなスタジアムでの横浜FC戦は、現時点で開催は未定。

 同県益城町に本社を構えるバドミントン女子の強豪、再春館製薬所は大きな被害こそなかったものの、所属12選手のうち6人が14日夜から練習場にしている熊本市内の体育館に避難した。余震が続いており、本格的な練習再開のめどは立っていないという。

 社会人野球の岡山大会に出場している鮮ど市場ゴールデンラークス(熊本市)は大会を棄権した。

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