ベニテス前監督がレアル会長に“報復”

 スペイン1部リーグ、レアル・マドリードの監督を年明けに解任されたラファ・ベニテス氏がテレビ番組に出演し、経緯を説明するとともにフロレンティーノ・ペレス会長と確執が残っていることを明かした。18日のアスなどスペイン各紙が報じた。

 英テレビBTスポーツの番組に出演したベニテス氏は自身の解任劇について「説明するのは難しい。まずマドリードでこの数年何が起こったのかを知る必要がある。カマーチョ、デル・ボスケ、ペジェグリーニ、モウリーニョ、アンチェロッティの例もある」と前置きし、「うまくやっていくにはすべてをパーフェクトにこなさなければならない。1度失敗するか、何か失敗したと会長が思ったら、もう問題を抱えることになる。私たちは良い形で物事を進めていると思っていたがナーバスな空気があった。ファンのピリピリした空気と会長のそれが監督交代につながった」とベンチ運営の難しさを説明した。

 さらに「私のアシスタントは常に会長からプレッシャーをかけられていた。彼はいつも周囲にいて選手やプレスと話している。監督、特にイングランドでの経験がある人間には簡単な状況ではない」とヒートアップ。トドメとばかりに「今の会長になってからバルセロナはマドリードの倍かそれ以上のタイトルを勝ち取っている。彼自身は自分のビジネスで偉大な仕事をしているが、問題はサッカー界ではバルセロナが勝ち続けているということ」と、永遠のライバルであるバルサの成功を引き合いに出しながら問題点を指摘している。

 レアルでの自身のチーム運営については「私たちは良いプレーをしていたし、シーズン終盤に向かうに連れて良くなっていくように考えていた」と分析。現在の心境は「少しは怒っているが、どちらかと言えば悲しい。自分が育ったクラブに戻って来て素晴らしいプロフェッショナルがいるというのに自分が思っているようにできず、チームのレベルアップができないというのは挫折感がある」と締めくくった。

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