柴崎3年ぶり戴冠で「鹿島の発展に」

 「ナビスコ杯・決勝、鹿島-G大阪」(31日、埼玉スタジアム2002)

 Jリーグ・ヤマザキナビスコ杯決勝は31日、埼玉スタジアムで行われる。2大会連続3度目の優勝を目指すG大阪と、最多5度の制覇を誇る鹿島が30日、試合会場で前日練習と記者会見を行った。

 譲れない一戦。「縁がある大会だと思います」。鹿島のMF柴崎が公式会見に登壇し、ナビスコ杯制覇に向けた思いを語った。

 ファイナルまで上り詰め、タイトルまであと1勝。若手育成を旗印とする大会だが、柴崎にとっては重要な試合だ。プロ入りした11年と2年目の12年に、ナビスコ杯を連覇。12年は大会MVPにも輝いた。前回王者のG大阪は元日本代表MF遠藤を擁しているが「中盤の構成力があるG大阪に、同じ位置の選手として負けたくない」と闘争心をあらわにする。

 J屈指の名門である鹿島だが、12年のナビスコ杯を最後にタイトルからは遠ざかっている。それだけに「(優勝できれば)選手は自信になるし、これからの鹿島の発展にもつながる」と語る。

 捲土(けんど)重来へ、負けるわけにはいかない。クールな背番号20が、歓喜をもたらす。

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