ピケ“逆風問題”でついに開催地変更か

 サッカーのスペイン代表DFピケ(バルセロナ)に対し、サポーターがブーイングの洗礼を浴びせ、同国協会が親善試合の開催地に首都マドリードを避ける可能性を検討する事態になっている。

 7日のスペイン紙アスによると、10月に予定されているイングランドとの親善試合の開催地はレアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウが現時点での有力候補。ピケは5月にバルセロナが3冠達成した祝勝会で「ありがとうケビン(・ロルダン)、この偉業は君と一緒にすべてが始まった」と挨拶。ケビン・ロルダンはコロンビア人の歌手で、今年2月のFWクリスチアノ・ロナウドの誕生日パーティーに出席していた。このころを境に、レアル・マドリードが“失速”したことを暗に皮肉ったのだ。

 これを機にピケとスペインサポーターとの険悪な関係が始まったとみられ、またバルセロナを中心とするカタルーニャ自治州のスペインからの独立の動きに、ピケが好意的な言動を取っていることもマイナスに働いていると考えられる。

 以降、スペイン代表の試合でピケがボールに関与するたびに自国ファンからブーイングが起こる異様な状況が続いている。デル・ボスケ監督は「ピケは我々のメンバーの一人。彼にブーイングするのは我々全員にそれをするということ」と擁護しているが、現在のところ抑止効果はない。

 スペインがスロバキアと対戦したあとの5日深夜には、ピケが数人の仲間とヒホンのディスコへと繰り出した時も複数のファンが待ち構え「酔っぱらい!」などと口汚い言葉を投げかけていたことが分かっている。

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