8万席に増設可能 サッカー協会が感謝

 新国立競技場の新たな整備計画が28日決まり、スポーツ界からも期待の声が上がった。

 収容規模は五輪開催時は6万8千席だが、大会後に仮設席を設けることでサッカーのW杯招致に必要な8万席に増設可能となった。日本サッカー協会は「将来のW杯招致にも配慮していただき、心から感謝している。アスリートにとっても観客にとっても存分に楽しめる機能を備えた素晴らしいスタジアムが実現することを期待している」との大仁邦弥会長のコメントを発表した。

 完成時期は2020年4月としながら、国際オリンピック委員会(IOC)から同年1月に前倒しするよう要請されている点を踏まえ、工期短縮を目標に盛り込んだ。大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は「過去の五輪の経験からも(7月24日の五輪開幕まで)6カ月の準備期間は必要。1月の完成はぜひお願いしたい」と述べた。

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