インテルがローマに勝利…長友出番なし
「イタリアリーグ、インテルミラノ2-1ローマ」(25日、ミラノ)
サッカー・セリエA第32節インテル・ミラノ対ローマが25日夜(日本時間26日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、インテルが2-1で勝利をおさめた。インテルが本拠地で勝ったのは2月8日のパレルモ戦以来で、日本代表DF長友佑都が右太ももを負傷した試合だった。長友は前半にアップしたものの、出番はなかった。負傷からの復帰後はまだプレーしていない。
試合は前半15分、インテルMFエルナネスが左サイドからミドルシュートを決めて先制点を挙げた。長友は同28分、他の控えの選手2人と一緒にアップし始めたが、約5分でベンチに戻り、それ以降はハーフタイムも後半も準備をすることはなかった。
後半18分、インテルDFラノッキアがローマの左サイドにいたMFパヤニッチのマークをミスしたことから、パヤニッチが逆サイドのMFナインゴランへクロスを出す。これを受けたナインゴランが鮮やかなゴールを決めて、試合を1-1の振り出しに戻した。しかしインテルは同43分、途中出場のFWポドルスキが右サイドからFWイカルディへスルーパス。イカルディの右足のシュートが2点目を叩きだした。インテルは3位のローマを相手に2-1で勝ち点3をものにした。
この試合はインテルが6枚、ローマが4枚とイエローカードが10枚も飛び交った。インテルはセンターハーフのラノッキア、左サイドバックのフアンが累積警告で28日の第33節ウディネーゼ戦に出場できない。中2日という日程でもあり、長友にとってはチャンスでもある。
だが試合後のマンチーニ監督は会見で次戦のディフェンス面での問題について聞かれると、次のように答えた。「誰かが(出場停止選手の代わりに)プレーしなければならなくなるだろう。我々にはまだフェリペ、サントンがいる。ディフェンス面はここまでうまくいっていたので、残念だ」。長友の名前は出てこなかった。