ハリル監督「若手使う」積極起用示唆

 「キリンチャレンジカップ・日本ーチュニジア」(27日、大銀ド)

 サッカー日本代表は26日、試合会場で公式練習を行った。就任後、初の対外試合に臨むバヒド・ハリルホジッチ監督(62)は会見で「新しいプレーヤーを使いたい」と、若手を積極起用する考えを示唆。一方で、前日の練習後に国内組と海外組を分けて、それぞれに課題を与えるミーティングを行うなど18年のW杯ロシア大会を見据えた戦いが始まる。

 まばゆいばかりのフラッシュを浴びながら会見場に現れたハリルホジッチ監督の言葉は力強かった。

 「明日、われわれのチームがどういうサッカーをするのか楽しみ。(チュニジアは)FIFAランク25位で、われわれよりも高い位置にいるが、私は心の底から勝ちたいと思っている」

 目指すサッカーはシンプルだ。「ボールを持っている時は全員で攻撃し、持っていない時は全員で守備をする。今日、選手たちに細かい役割を教えたい」。もっとも、要求は高い。メンバーについては「新しい選手を使いたい。この2試合で、できるだけ多くの選手を使いたい。勇気づけ、怖がらないようにと言いたい」と、若手の起用を示唆した。

 合宿開始から4日間、自らの哲学をたたき込んできた。戦術練習は2日間だったが、毎日ミーティングを実施。25日の練習後には、国内組に「体を大きくすること、球際を強くいくこと、もっとずるがしこくなること」を所属クラブで伸ばすよう要求。先を見据えた働きがけも欠かさない。

 「最初の冒険だと思うが、ロシアに続く冒険であってほしい。以前も話したが、ロシアにはツーリストとして行くのではない。ロシアへの準備は始まっている」。目の前の勝利と未来への成長。両輪を厳しく追い求めながら、ハリル・ジャパンは船出する。

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