欧州CLの試合後にファン刺される

 フランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)のファン2人が、スペイン1部リーグ、バルセロナとの欧州CL(10日、バルセロナ)の試合後に、刃物で手や背中を刺される怪我を負っていたことが分かった。試合は3-1でホームのバルサがPSGを下している。

 12日までにスペイン紙のマルカ、スポルトなどが報じたところによると、バルセロナの地元警察はバルサの過激応援団「ボイショス・ノイス」がこの事件に関わっている可能性もあるとみて調べている。

 事件は試合直後に2カ所で発生。スタジアムすぐそばの広場でフランス国籍の28歳男性が背後から刺され、もう一件はやや離れたところで起きている。

 ともに盗み目的ではなくサッカー関連での怨恨の疑いが強いとみられ、犯行前に加害者がバルサの応援意思を示す発言をしていたとの証言もある。なお被害者の1人はすでに退院し、もう1人も命に別状はないという。

 スペインではアトレチコ・マドリードとデポルティボの熱狂的サポーターが衝突、抗争に発展して死者が出たばかり。国の複数機関が連携して暴力行為に対する対策が話し合われているところで、新たな問題が生じたことになる。

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