浦和また鬼門仙台で苦杯 西川痛恨ミス

 「J1、仙台4-2浦和」(18日、ユアスタ)

 首位を走る浦和は敵地で仙台に2-4で敗れた。0-2からFW興梠慎三(28)の2得点で一時は追いついたが、日本代表GK西川周作(28)がバックパスの処理を誤って失点。終了間際にもダメ押しのゴールを決められた。川崎に1-0で勝ち、10年ぶりの7連勝を飾った2位・G大阪との勝ち点差は「4」に縮まった。

 鬼門はやはり、鬼門だった。03年9月27日の勝利を最後に足掛け12年、5試合未勝利の敵地(うち3試合は宮城ス)で、またも敗れ去った。

 希望は淡くも崩れ去った。前半19、22分に立て続けに失点して2点を追う展開も、同30、37分にFW興梠が決めて同点。だが、逆転に向けて攻め込むはずの後半16分、痛恨のミスが起きた。DF那須のバックパスを受けたGK西川が、詰めてきた相手FW赤嶺をゴール前でかわそうとして失敗。赤嶺の体に当たったボールは、無情にも浦和ゴールへと転がっていった。

 フィールドプレーヤーにも引けを取らない高い足技を持つ守護神の信じられないようなミス。しかも、そのミスは痛恨の決勝被弾となり、「ボールの受け方が悪かった。パスコースは最低でも2つは取らないといけない」と肩を落とした。

 ここまでリーグ最少失点の原動力となった守護神のミスで、背後のG大阪の足音が迫り来る。だがFW興梠が「いつも(西川)周作に助けられているので、仕方ない。次、勝つしかない」と切り替えれば、MF鈴木も「タイトルを取る力があれば、こういうことも跳ね返せる」と語る。

 残り6戦。「(G大阪との)直接対決もある。緊張感を持ってやりたい」と西川。悔しさを力に変え、タイトルへと突き進む。

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