「天皇杯・2回戦、C大阪4-2ヴィアティン桑名」(12日、金鳥スタ)
各地で2回戦が行われ、J1勢が登場した。マルコ・ペッツァイオリ新監督(45)の公式戦初采配となったC大阪は三重県社会人リーグ1部のヴィアティン桑名と対戦、延長に入ってMF阪本将基(18)が2得点し、4‐2で勝利した。スイス1部リーグ・バーゼルへの完全移籍が決まった日本代表FW柿谷曜一朗(24)はベンチ入りしなかった。J1の神戸、鹿島、仙台が敗退する波乱があった。
初采配となったペッツァイオリ監督を救ったのは、先月27日に2種登録されたばかりの18歳MF阪本だった。C大阪U‐18所属の現役高校生が、2得点で鮮烈な公式戦デビューを飾った。
2‐2で迎えた延長前半7分、角度のない位置から決勝点をたたき込むと、同後半12分にはダメ押しゴール。「今までで一番うれしかった」と、あどけない笑みを浮かべた。4点目をアシストしたMF南野も「しっかり決めた決定力は頼もしい」と2学年下の後輩に目を細めた。
バーゼル移籍が決まった日本代表FW柿谷は、スタンドから観戦。偉大な大先輩の前で、U‐18で背番号8を背負う“後継者”がまばゆい輝きを放った。
勝利を収めはしたが実質6部相当の県社会人リーグを相手に延長までもつれ込み、今後に不安を残す内容となった。次戦は中2日で迎える川崎戦。柿谷のラストマッチに向け、主将のMF山口は「曜一朗くんの最後の試合で点を取りたい」と静かに誓った。