ザック日本、VIP待遇で米合宿地入り

 サッカーのW杯ブラジル大会に臨む日本代表は29日夜(日本時間30日)、米フロリダ州タンパ国際空港に到着し、バスでタンパ近郊の事前合宿地・クリアウオーター入りした。空港へ到着した際には、消防車からチャーター機に放水のアーチがかかり、特別導線で入国する“VIP待遇”の歓迎を受けた。チームは30日(日本時間31日)に合宿をスタートする。

 フロリダ特有の暖かく湿った空気に包まれたタンパ国際空港。成田からチャーター機で約13時間かけ、降り立った米国の地でサムライたちを待っていたのは、予期せぬ歓迎ぶりだった。

 機体が滑走路に降り立つと、消防車から放水が行われた。「ウオーターキャノン」(歓迎放水)と称される儀式は、特別なフライトや、五輪などで活躍した選手を帰国時に出迎えるために行われることが多い。

 最近では、ソチ五輪の男子フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦(ANA)ら日本選手団が帰国した際に行われたのが記憶に新しい。逆に、ほかの国の人物が入国する際は、国賓クラスといったVIP関係者への歓迎の意を表すことが一般的となっている。

 入国もスムーズだった。近年、米国はテロ警戒のため厳しい入国審査を課しているものの、代表選手団は特別導線で移動。ターミナルに横付けされたバスにそのまま乗り込めた。

 日本代表が合宿を行うことは、タンパ近郊の人々にも知れ渡っているという。ある空港職員は、「サッカー日本代表が到着するのは知っているよ」と話し、万が一に備えて、情報共有の周知徹底も図られていた。

 ブラジル入りするまでの10日間を過ごすホテルは超豪華。目の前に広がる白い砂浜と、エメラルドグリーンの海を望むロケーションは、リラックスするのに最適の環境が整っている。

 ホテルに到着した際には、係員が一般客から選手をガードするなど、集中できる状況は整っている。歓迎ムードとともに、至れり尽くせりの直前合宿を、本大会での躍進につなげる。

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