浦和、ロスタイム弾で徳島にヒヤヒヤ星
「ナビスコ杯、浦和4-3徳島」(16日、埼玉)
B組の浦和は、今季公式戦8戦全敗の徳島に先制を許すなど大苦戦の末、後半ロスタイムのDF浜田水輝(23)の決勝ヘッドで辛勝した。徳島は初の勝ち点を土壇場で逃した。柏は後半10分、MF橋本和(27)のゴールで追い着き、1‐1で引き分けた。甲府を1‐0で退けた新潟が、A組のFC東京とともに2勝1分けの勝ち点7で首位に立った。
絶対に負けてはいけない相手に、薄氷の白星だった。先制を許し、2‐3と劣勢にまわる時間もあった中、浦和は後半ロスタイムにDF浜田がMF柏木からのクロスを頭でたたき込んで、乱戦を締めた。
直近のリーグ戦から、浦和は柏木以外の10人、徳島は11人全員先発を入れ替えた。浦和のペトロビッチ監督は柏木について「本来ならばハーフタイムで交代させたいなという思いはありました」というが、想定外のフル出場を余儀なくされた。
殊勲の浜田は「決勝点はうれしいけど、3失点は悔しい」と複雑な表情だった。