憲剛アピール失敗 直接点に絡めず
「J1、鳥栖5‐4川崎」(16日、ベアスタ)
W杯切符のかかる大一番で、負傷中で代表から外れたMF本田の代役としての期待がかかる川崎MF中村憲剛(32)だが、十分なアピールはできなかった。
トップ下で先発。前半39分には左足でFW大久保のパスをダイレクトでとらえたが相手GKに阻まれた。チームが奪った4得点のうち、3点の起点になったが得点に直接絡むことはできずじまい。チームも4‐5で敗れ、05年以来となる開幕3戦未勝利で「守備の堅い鳥栖相手に4点獲れたのはいいが、5失点はあり得ない」と悔やんだ。
W杯出場権のかかるアジア最終予選ヨルダン戦では、MF香川らとともにトップ下の先発候補。体調不良からの復調を感じさせ、自身の状態には「(前節)大分戦より全然いいし、もっと良くなる」と手応えを感じながらも、不完全燃焼での敗戦に「悔しいけど切り替えてやっていく」と話した。