原口が大活躍!浦和アウェー開幕初星

 「J1、広島1‐2浦和」(2日、Eスタ)

 1993年5月にスタートし、節目の20周年を迎えたリーグが2日、開幕した。J1は8試合を行い、浦和は元日本代表MF原口元気(21)の1得点1アシストの活躍で昨季王者の広島に2‐1で競り勝ち、初めてアウェーでの開幕戦をものにした。関西唯一のJ1クラブ、C大阪はMF柿谷曜一朗(23)の決勝点により、新潟を1‐0で下し、J1では99年以来14年ぶりに開幕戦勝利を飾った。横浜MはFW斎藤学(22)が勝ち越し点を奪い、3季ぶりJ1の湘南を4‐2で退けた。J2は3日に開幕する。

 気温5度のピッチで、浦和の原口の熱い思いが勝利を呼んだ。前半37分にドリブル突破からMF柏木の先制点をアシストすると、後半6分には甘いコースのシュートを相手GK西川がゴール内にはじいてくれるラッキーゴールをゲット。結果的に決勝点となった。

 開幕戦は浦和にとって鬼門だった。敵地での開幕戦は2分け11敗と未勝利で、08年以降は5連敗。08年にトップに昇格し、開幕白星を知らない原口は「僕が来る前から(開幕戦は)いいことがなかったけど、『今年は違うぞ』というのを見せられた」と胸を張った。

 先制点は原口が自陣深くまで下がってボールを奪ったことがきっかけになった。さらに、その直後にゴール前までダッシュし、カウンター攻撃につなげた。「1点目の方が(自分のゴールより)うれしい。しっかり守備をして、いいコンビだった」と、自画自賛する献身的なプレーだった。

 得点の意識が強すぎて守備をさぼる場面もあったが、意識改革に成功した。教育係のMF宇賀神は「元気の守備は1から10まで口うるさく言ってきた。指示されても聞かなかったんで。自分で気づいてくれればいいかな」と、“教え子”の成長に目を細めた。

 原口は「この内容でやっていきたい」と上機嫌。やんちゃなエースが攻守にフル稼働すれば06年以来のリーグVも見えてくる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス