「J1、広島1‐2浦和」(2日、Eスタ)
昨季王者の広島は、エディオンスタジアム広島で、2年連続で浦和レッズと対戦し、1‐2で敗れた。得意のスタイルをほとんど封じ込められ、2連覇を目指して戦う今季は厳しい黒星スタートとなった。
試合終了のホイッスルが鳴ると、広島イレブンは肩を落とした。その横で浦和のメンバーが歓喜の雄叫びを上げていた。「悔しい。ホームで勝たないといけなかった」と佐藤。2年連続の開幕対決。1‐0で勝利した昨季とは対照的な、勝者と敗者のコントラストがピッチにあった。
前半37分に先制点を許した。左サイドを突破され、最後は柏木に右足でゴールネットを揺らされた。後半も開始直後の6分に失点。同10分に森崎浩が直接FKを決めたが、追い上げはそこまで。森保監督は「ウチらしいサッカーができなかった」と力なく話した。
組織的な守備からパスをつなぎゴールを奪うのが広島のスタイル。それなのに、守備では意思疎通が足りなかった。相手の攻撃時、どの位置でボールを奪うのかという意識が統一されず、前線と中盤が間延び。あいたスペースを使われ、試合の主導権を握られた。
過密日程響く 攻撃では「ボールにかかわる人数が少なかった」と森保監督。複数人が連動し、ゴールを狙う場面は数えるほど。佐藤の放ったシュートもわずか1本に終わった。2月23日のゼロックス杯から8日間で3試合をこなす過密日程。疲労の蓄積もパフォーマンスに影響した。
次節9日の新潟戦(東北電)で今季初勝利を目指す。指揮官は「まだ33試合ある。切り替えて戦う」と意気込んだ。連覇を目指す戦いは始まったばかり。厳しい道のりを乗り越えてこそ、その先に栄冠があると信じるしかない。