仙台、初陣ドロー…アジアを痛感
「ACL・1次リーグE組、仙台1-1ブリラム(タイ)」(26日、ユアスタ)
各地で開幕し、Jリーグ勢はE組で初出場の仙台がホームのユアテックスタジアム仙台でブリラム(タイ)と1‐1で引き分けた。F組の浦和はアウェーで広州恒大(中国)と対戦し、0‐3で敗れた。1次リーグは32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。G組の昨季J1王者の広島とH組の柏は27日に初戦を迎える。
アジアで戦う難しさを痛感した。Jでは屈指の強さを見せるホームでも、ゴールをこじ開けられない。「国際大会の雰囲気を感じた。主審のジャッジもJとは違った」。仙台・手倉森監督は、アジア初陣をこう振り返った。
激しさを見せたタイのカップ戦王者に苦しめられた。後半8分にMF梁勇基のPKで先制したが、追加点が奪えない。逆に同31分にはCKから同点被弾。「ブリラムは1度ACLに出ているだけにアウェーの戦いに慣れていた」と指揮官。G大阪在籍時にACLを経験しているMF佐々木も「引き分け狙いで引いている相手をどう崩すかが課題」と話した。
勝ち点3こそ逃したが、指揮官は「この勝ち点1を謙虚に受け止め、この試合を糧に成長していきたい」。初陣で支払った勝ち点2の“授業料”を、次戦のアジア1勝につなげる。