長友ダービーでアシストも左ひざ負傷

 「イタリアリーグ、インテル・ミラノ1-1ACミラン」(24日、ミラノ)

 サッカー・セリエA第25節インテル対ミランが24日夜(日本時間25日早朝)、ミラノのサンシーロ・スタジアムが行われ、インテルは日本代表DF長友佑都のアシストで追いつき1-1で引き分けた。しかし後半、長友は左ひざの不調を訴えて自らベンチに下がった。患部は腫れており、26日午後にも精密検査を受ける。

 欧州チャンピオンズリーグでバルセロナに勝ち、また冬のメルカートでバロテリを獲得したミランは勢いがある。長友はそんなビッグマッチに右サイドバックでスタメン出場した。イタリア代表で20歳ながらセリエA得点王ランキング2位につけているミランのFWエルシャーラウィのマークが使命だった。だが積極的に攻撃を仕掛けていくミランに対し、インテルは終始ディフェンスが振り回される。ミランは前半21分、中盤でインテル・カッサーノのボールをDFザパータがカットし、3トップの一人のボアテングにパス。対角線上にスピートをつけて上がっていったエルシャーラウィにボールを出し、右足で決めて先制した。

 インテルは目立ったチャンスも作れないまま、前半を0-1で終了した。

 後半に入ると、ストラマッチョーニ監督は両サイドバックを交換した。長友が左に、そして左にいたサネッティが右サイドを守る。この変更について同監督は、試合後に長友の守備の問題点を挙げた。「前半、ボアテングに困難を強いられた。ボアテングのサイドでサネッティが圧迫された。一方、長友は別のサイドでエルシャーラウィを追いかけて中に入りすぎた。だからミラン左サイドのデシリオが前に上がっていった」と指摘。「後半はこれを修正するため、サネッティをその位置にあてた。これば我々は苦しむ必要もなくなった。最初からエルシャーラウィの守備はセンターバックの選手たちに任せるべきだった」と説明した。

 これで徐々にインテルが攻撃の突破口をつかんでいく。23分、カンビアッソに代わってスケロットが入る。そして26分ドリブルで切り込んでいった長友が、ゴール前に走り込んだスケロットにクロスを上げた。これをスケロットがヘディングシュート。インテルは1-1で試合を振り出しに戻した。そして32分、長友はピッチの外に出てプレーの続行が困難だとアピール。キブと交代した。試合は1-1のまま終了した。

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