東西のコリアタウンは和やかムード

 「U20女子W杯・準々決勝、日本3‐1韓国」(30日、国立)

 大阪最大のコリアタウン・鶴橋にある串焼き店「辰ちゃん」では会社員・鵜沢康久さん(52)は「スポーツに政治を絡めるべきではないし、そんなことをしたら選手がかわいそう」とキッパリ。在日韓国人三世で、タクシー運転手の趙吉秀さん(58)は「僕は韓国を応援するけど、ロンドン五輪の時に政治的なプラカードを選手が出したのにはがっかりした。韓国の値打ちを落とすことになる」と話した。また会社員の泉本貴雄さん(40)は「選手たちは一生懸命やってるし、僕らもそれを見て楽しんでいる。それ以外のことを持ち込むのはナンセンス」と話した。

 一方、東京・新大久保の韓国鶏料理専門店「チキンホリック」では、妻が韓国人の平田直樹オーナー(48)が「お互いに自分の国を応援しましたけど、相手を罵倒(ばとう)することはできないですね」と語り、「勝てて良かったです」と静かに勝利をかみしめた。留学生の韓国人男子学生(23)は「政治のことが心配。日本が好きで日本に住んでいるので、友達同士がイヤな思いをしなければいいのですが…」と複雑な心境を吐露していた。

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