IBFバンタム級新王者・西田 Sバンタム級に変更の可能性も 一夜明け会見で減量の厳しさ明かす

 一夜明け会見を行った(左から)枝川孝会長、西田凌佑、武市晃輔トレーナー
 一夜明け会見を行った西田凌佑
 一夜明け会見を行った(左から)枝川孝会長、西田凌佑、武市晃輔トレーナー
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 IBF世界バンタム級タイトルマッチ(4日・エディオンアリーナ大阪)で王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に3-0で判定勝ちし、新王者に輝いた西田凌佑(27)=六島=が5日、大阪市内の所属ジムで一夜明け会見を行った。同ジムの枝川孝会長は、今後王座を返上をして、スーパーバンタム級に階級を上げる可能性も示唆した。

 西田は9戦目での世界タイトルに「本当にうれしい。応援してくれた方々、ジム関係者に感謝です」と腫れた目をサングラスで隠し、右ほおもパンパンに腫らしながらも笑顔をみせた。今後については「ロドリゲス選手との試合に勝つことだけしか考えていなかったので、先のことは考えられない」とし、「ボクシングを忘れて少し休んで、新婚旅行にも行きたい。あと、ずっと我慢していた揚げ物やポテトチップスを食べたり、ジュースを飲んだりしたい」と話した。試合後は、この日午前5時まで自宅で妻・沙捺さん(27)とともに話をしながら、3月に生まれた長女の夜泣きに付き合っていたと笑わせた。

 枝川会長は「強い選手に勝ってくれたのは本当にうれしい。名城の気の強さを西田も受け継いでくれた」と、同ジム初の世界王者だった名城信男氏に例えて喜んだ。今後について「(那須川)天心くらいいっとくか?」と冗談をまじえながらも「(王座)返上の可能性もある」と明かした。体重の問題を挙げ「今回はカツカツの状態で、体重が直前まで落ちきらずにウエートオーバーも覚悟した。リミットになったが、果たして元気な体で戦えるか怖かった」と説明。「僕としては(現階級で)やってほしいが、来年井上尚弥がフェザー級に階級を上げるかもしれない。今後の動向をみながら」と話した。西田も「今回の減量は一番きつくて限界を感じた」とこの階級で戦う難しさを明かした。

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