ディアマンテジム期待の高倉日向 豪快な初回KOデビュー「プロはすごく気持ちがいい」

 初回KOでプロデビュー戦を飾った高倉日向(右)
 初回KOでプロデビュー戦を飾った高倉日向(左)と野上オーナー
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 「ボクシング・女子6回戦」(28日、堺市産業振興センター)

 大阪・浪速高時代に全国高校選抜優勝歴のある高倉日向(19)=ディアマンテ=がプロデビュー戦に臨み、スパットラー・ウンルアン(タイ)に1回1分54秒KO勝ち。豪快なKOデビューを飾った。

 高倉はディアマンテジムの創設期に入会し、中学時代から全国王者となり、高校時代には21年に全国高校選抜女子フライ級で優勝するなどアマチュアで活躍。高校卒業後は将来を見据えて看護学校への受験を選び、競技を退いた。しかし入学が決まると、前WBO女子アジア・パシフィック・ミニマム級王者の吉川梨優那(ディアマンテ)のリング上での活躍に刺激を受け、闘志が再燃。学校との文武両道を掲げた上でプロ転向を決めた。

 デビュー戦では開始早々、相手が左フックを打って出たタイミングで右を合わせてダウンを先取。これで勢いに乗ると、スピードあるコンビネーションを打ち込み、みぞおちに右ストレートを突き刺して2度目のダウンを奪う。スパットラーは苦もんの表情を浮かべたまま10カウントとなった。

 高倉は「相手の左フックを警戒する中でパンチが当たって、これならいけると思った。まさかKO勝ちできるとは思わなかった」と声を弾ませた。「アマチュアと違ってプロはすごく気持ちがいい。癖になる面白さでした。(野上)奈々会長や(吉川)梨優那ちゃんのようにチャンピオンになりたい」と目標を掲げた。

 ディアマンテジムの野上真司オーナーは「今日は120点満点。緊張感もあったと思うが、早々に右のカウンターを決めてダウンを奪えたことで波に乗れた。女子の試合でこのようなKOはなかなかお目にかかれない。最高のプロスタート。この調子で上を目指して頑張ってもらいたいです」と今後の躍進を期待した。

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