ルイス・ネリ 井上尚弥と戦う意義とは「PFPのNo.1を決めるような 試合を見ていただきたい」

 4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBC1位、WBO2位、WBA5位の“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=が23日、都内で公開練習と記者会見を行った。井上が過大評価されていると訴え、弱点を「いくつか見つけた」と主張。流血戦を不穏に予告し、KO宣言するとともに、「リング上で死ぬ覚悟だ」と不退転の決意を示した。

  ◇  ◇

 以下、ルイス・ネリとの一問一答

 -コンディションは。

 「100%の体調、マックス状態のコンディションだ。(これまでに比べて)10倍20倍くらいに良く仕上がっている」

 -今の体重は。

 「127ポンド(57・6キロ)。(21日に来日した)空港では130ポンド(59キロ)だった」(スーパーバンタム級のリミットは122ポンド=55・3キロ)

 -ドーピング検査は。

 「3回受けて全て陰性だった。最後に受けたのは20日前」

 -米メディアで井上は過大評価だと話した。

 「(昨年末の4団体王座統一戦でKO勝ちした)マーロン・タパレス(フィリピン)と11回まで戦ったことが過大評価につながるのではないか。バスケットボールでいうマイケル・ジョーダンのような選手ではない」

 -井上に負けた選手には何が欠けていたか。

 「決心が足りなかったのかもしれないし、パンチの数が足りなかったのかもしれないし、意欲が足りなかったのかもしれない。恐怖も関係するかもしれない」

 -何のために戦うのか。

 「(全階級を通じたランキングの)パウンド・フォー・パウンドのNo.1を決めるような試合を見ていただきたいということ、4団体の統一をやり遂げたいということ」

 -井上戦を待ち望んでいた思いは。

 「戦いたいと思ったのは4年前から。とても長く待った4年間だった」

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