新日・V6防衛オカダ 60分死闘に「胸を張りたい」 米国で対CodyV7戦も決定

 11日の新日本プロレス・大阪城ホール大会で行われたIWGPヘビー級選手権試合で、ケニー・オメガの挑戦を60分時間切れ引き分けで退けて6度目の防衛に成功した王者オカダ・カズチカが12日、都内の新日本プロレス事務所で会見を開いた。

 前日に60分も戦ったとは思えないような元気な表情で現れると、「昨日はなかなか眠ることができませんでした」と話したオカダ。「起きて体中が痛くて、60分というのはボクの中で初めてのことでしたし、『ケニー・オメガ、強かったな』と、改めて最高の60分だったと思えるような試合でした」と、死闘を振り返った。

 オメガとの決着戦の考えについては「勝つことはできなかったですけど、今回の防衛は胸を張りたい。もちろん、引き分けで終わることはできないですし、強ければそのうち戦うこともあるので、とりあえずは、ボロボロですからメンテナンスして、LA(現地時間の7月1日、2日に予定されている米ロサンゼルス大会)へ万全の状態で行きたい」と話すにとどめた。

 1月4日の東京ドーム大会でのオメガとの前回対戦は46分を超える激しい戦いとなり、海外でも話題となった。その戦いを超えたかどうかを問われると、「東京ドームを超えたいとか、そういう思いはなかったですし、何も思わないですね。1月4日は勝てた。今回は引き分けたっていうのしかない。あとは見た人がああだこうだ言ってもらえれば」とクールに話した。

 そしてこの日、前日の試合後に挑戦をアピールしたCodyと7月2日(現地時間1日)の米ロサンゼルス大会で7度目の防衛戦を行うことが正式発表され、「まあ、楽しいんじゃないかと思います。LAで新日本プロレスの戦いを、IWGPの戦いをしっかり見せたいなと思います」と意欲十分。Codyの印象については「1回からんだだけですし、試合も見てない。だた、雰囲気はあるなと、カッコいいと思いますし、どっちがカッコよくて強いのか、LAで決められたらと思います」と話したものの、WWEに所属していたCodyの地元で戦うことに「そういう意味ではおいしい獲物だと思う。Codyの知名度を利用させてもらって、ニュージャパンプロレスリングにはオカダというすばらしいIWGPヘビー級チャンピオンがいるというのを見せつけたい」と、不敵な笑みを浮かべた。

 また、3月に本間朋晃が中心性頸髄損傷、4月に柴田勝頼が急性硬膜下血腫と重傷者が相次いでいる中で、激しい戦いへの恐怖などを問われると、「全然ないですね。ボク、元気ですもん。朝起きて、大阪から帰ってきて、会見してますんで」とキッパリ。「まあ、ケガはあるもんだと思いますよ、プロレスですから。でも、怖かったらできないですし、その恐怖に打ち勝つために練習してますので、ボクが元気なうちは大丈夫ですよ」と強調した。

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