【RIZIN】元UFC川尻達也、口から鮮血…ヒクソン息子に一本負け

クロン・グレイシー(下)を攻める川尻達也=さいたまスーパーアリーナ
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 「RIZIN」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 元UFC戦士の川尻達也(38)は、「400戦無敗」のヒクソン・グレイシーを父に持つ、クロン・グレイシー(28)=ブラジル=と対戦し、2回2分4秒、裸締めで一本負けした。

 4年ぶりの日本復帰戦で“新グレイシーハンター”襲名を狙った川尻だったが、総合格闘技4戦目のクロンの柔術地獄に屈した。

 1回、打撃で応戦してきた相手に有効打を与えられないまま、グラウンドに引き込まれると、胴を締められながらスタミナを消耗。腕ひしぎ十字固めや絞め技に入られたが、執念で耐え、ゴングに救われた。

 2回も寝技に引き込まれ、一度は立ち上がったが、“初代グレイシー・ハンター”桜庭和志ばりのジャンピング・フットスタンプに失敗。足を取られて再びグラウンドに引き込まれると、裸締めに捕らえられ、口から鮮血を流しながらタップした。

 敗れはしたものの驚異の粘りを見せた川尻に対し、クロンは「本当に川尻選手は強くて、リスペクトする」とたたえ、「父を含めたチームに感謝したい」と、セコンドとして見守ったヒクソン氏に感謝していた。

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