胡が日本ミドル級暫定王者 淵上に8回TKO勝ち
「ボクシング・日本ミドル級暫定王座決定戦」(24日、後楽園ホール)
現王者の西田光(川崎新田)が負傷のために設けられた暫定王座は、元日本同級王者で同級1位の胡(えびす)朋宏(横浜光)が元日本・東洋太平洋同級統一王者で同2位の淵上誠(八王子中屋)を8回1分44秒TKOで下して獲得した。
胡は左右のボディーを軸に先手を奪った。「打たれ強いと聞いていたし、ボディーを打って足を使おうと思っていた」という作戦。2回には早くもラッシュを仕掛け、右アッパーでダウンを奪った。
淵上も負けていない。3回には胡をコーナーに詰め連打で反撃。互いに譲らぬ打ち合いとなり、5回終了時の公開採点はジャッジ2者が48-46で胡を支持、1人が48-47で淵上と割れた。
6回からは淵上が反撃。集中力を欠き、攻めあぐね始めた胡に対しプレッシャーをかけながらワンツー、右と攻勢を仕掛けた。だが8回、ラウンド中盤に胡の左フックが淵上の顔面を捕らえ2度目のダウンをゲット。立ち上がった淵上に今度は強烈な右フックで倒すとレフェリーはノーカウントで試合を止めた。
胡は「KOで勝ててよかった。淵上選手は殴っても殴っても返してくる柔らかい選手だった。日本タイトル前にいい経験になりました」と、正規王者・西田の復帰を待ち、2度目の日本王座返り咲きを目指す。石井一太郎会長は「まだ決まっていませんが、来年の5月ころになるか。次は統一戦になります」と話した。





