神取忍“善と悪”の2勝で30周年締め!「次はみんなが驚くことをやる」

ダイナマイト・関西(左)にラリアートを見舞う神取忍=東京ドームシティホール
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 「プロレス・LLPW-X」(19日、東京ドームシティホール)

 “ミスター女子プロレス”神取忍(51)が“善”と“悪”で2勝を挙げて自身の30周年記念興行を飾った。

 第1試合では「神取の化身」のリングネームで1日限りの悪役に挑戦し、“極悪女王”ダンプ松本と組んで、下田美馬、豊田真奈美組と激突。青と黒の不気味なペイントを施して現れると、竹刀攻撃、場外乱闘などラフファイトで大暴れし、最後はダンプとの毒霧競演から掌底連打で自ら下田を仕留めた。

 そして、メーンでは盟友の井上貴子と組み、かつて激闘を繰り広げた堀田祐美子、今年限りで引退するダイナマイト・関西と対戦。重いケリを得意とする2人に関節技などで対抗し、最後は裸絞めで堀田を絞め落とした。

 今大会はキャリア20年以上の選手に出場を限定。神取は締めのあいさつで「一人一人歴史があって、その歴史の上にプロレス界があるということをもう一度振り返って、この仲間がいたからこそ、30周年を迎えられた」と語った。

 歌手の相川七瀬、中村あゆみら著名人も多数駆けつけ、観衆もほぼ満員の入りを見せる大盛況に終わったことには「ありがたいの一言」と感謝した。

 興行のサブタイトルは「挑戦・殻を破れ」だったが、初の悪役には「性に合わないね」と苦笑い。それでも、次の挑戦を問われると、「いつでも挑戦者だからね。今、作戦を練っている。次はみんなが驚くようなことをやりたい」と予告した。

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