女子ボクサーが前日計量にフクロウと登場、会場騒然

フクロウとともにデビュー戦の計量に現れた石川海
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 「ボクシング女子・アトム級4回戦」(21日、後楽園ホール)

 東京・月島でフクロウカフェ「フクロウのみせ」を営む異色の女子ボクサー・石川海(32)=UNITED=がプロデビューを前日に控えた20日、計量に2羽のフクロウとともに登場し、会場を驚かせた。

 この日は世界戦の調印式も行われたが、インパクトで食ってしまった。三つ編みにピンクのトレーナー姿で現れた石川の手には「ペーちゃん」(メス・5歳)、ご主人でボクサーの伸さん(42)の腕には「エリンギ」(2歳)が静かに止まっていた。伸さんは日本のライセンスは持っていないが、フィリピンでプロデビュー。

 子供の頃からフクロウが好きだったという石川は、約9年前からフクロウを飼い始めた。その後もフクロウ愛は収まらず、2012年10月に「フクロウのみせ」をオープン。元祖フクロウカフェとして、その世界では知られている。

 その石川が、フクロウの「癒やし」とは無縁のようなボクシングに目覚めたのは約1年半前。伸さんからボクシンググローブをプレゼントされ、ダイエット目的で始めたところ、テレビで見た藤岡奈穂子のドキュメンタリーで本気になったという。

 そして念願のプロデビューを迎える。相手は17歳のタイ人。若いが3勝2敗と一日の長がある。「全力でやるだけです。フクロウが話題になって、少しでも女子ボクシング界が盛り上がれば」と目を輝かせていた。

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