大谷が船木からレジェンド王座奪取「バカにするな!」と報道陣一喝

 「プロレス・リアルジャパン」(10日、ディファ有明)

 レジェンド選手権試合が行われ、ZERO1を率いる大谷晋二郎が王者の船木誠勝を下して新王者となった。

 同時に在籍したことはないものの、ともに新日本出身の2人はグラウンドを中心としたストロングスタイルの攻防を展開。左ろっ骨軟骨症が完治していない船木は痛みに耐えながら得意のミドルキックを放てば、大谷には右足を集中攻撃してキックを封じにかかる。

 さらに船木は執ように裸絞めを繰り出すなど何度も大谷を追い詰めたが、大谷は気迫で耐え抜き、最後は船木の羽根折り顔面絞めを脱出した大谷が追い打ちにハイキックを交わ、逆転の飛龍原爆固めで20分超の戦いに終止符。試合後は2人とも失神状態で立ち上がれず、ドクターが飛び出すほどの激闘だった。

 大谷は船木のキックを浴びて記憶が飛んでいたことを明かし、厳しい試合だったとの報道陣の問いかけに「バカにするな!」と一喝。続けて、「プロレスラーは毎日どこだってな、厳しい戦いに足を踏み込んでるんだ。最後ちょっと記憶がないけど、気づいたらオレの元にベルトがあった。船木誠勝という偉大なチャンピオンと戦ってベルトを取ることができたのは非常に誇りに思います」と振り返り、「これってリアルジャパンの一番強いヤツが巻くベルトなんでしょ。オレ、巻いたよ。やってやろうじゃんか。佐山先生のご希望であれば、このベルトを手にやったろうか」と、今後の防衛ロードへ鼻息を荒くした。

 一方、初防衛に失敗した船木は「残念ですね。完璧な体じゃないのか悔しい。わき腹を防御するので精いっぱい。タイトルマッチをやるような体調じゃない。ただ、どんな体であれ、出場するのがプロレスだと思っている」と不本意な戦いながらもサバサバ。「もう一回やりたいです。お互い万全な状態で」と再戦を希望した。

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