人妻ボクサー好川菜々、トレーナー夫と二人三脚で世界戦挑戦

世界戦の発表会見を行った(左から)春木博志会長、野上真司氏、好川菜々、和泉修
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 美人人妻ボクサーで元東洋太平洋女子ライトフライ級王者・好川菜々(38)=堺東ミツキ=が2日、大阪府堺市内で会見し10月9日、堺市産業振興センターでWBO女子世界フライ級王座決定戦を行うことを発表した。相手は前WBO女子世界ライトフライ級王者・李恩惠(イ・ウネ、33)=韓国=で世界2階級制覇を狙う強敵。戦績は好川が6勝(4KO)1敗、李が8戦全勝(3KO)。

 全日本アマチュアで3階級制覇するなどアマチュアエリートの好川は35歳時、13年にプロ転向。昨年4月、プロ5戦目で初の世界挑戦したが判定負けを喫した。進退に迷ったが夫で個人マネジャーの野上真司氏とともに再起し、2戦連続KO勝利。1年半ぶり世界再挑戦切符を手にした。

 会見では「私はプロになった時に3つの誓いを立てています。1つはKO勝利をしてみたい。もう1つは夫である野上がトレーナーのライセンスを取得して、一緒に世界のリングに立つこと。最後の1つは世界王者になることです。10月9日は自分の思い全てを達成する日。これがラストチャンス!これまで夫婦だからこそ辛い事もありました。お互いが甘えをぶつけ合いまとまらなくなることもたくさんありましたし、夫婦だからこそ力を合わせ乗り越えられた事もありました」と決意を込めた。

 夫・野上氏「今回の経緯は、好川の強い要望で強いチャンピオンにチャレンジしたいと交渉にあたり、当所はIBFフライ級チャンピオンのユディカ選手にターゲットを絞っていましたが最終交渉で破談。改めてWBOチャンピオンのメリッサ・マックもロー選手に交渉を持ちかけるも、長期間防衛戦を行わずWBOが剥奪を通達し、道が閉ざされた状態になった時に李選手との王座決定戦のお話をいただきました。李は当所WBOライトフライ級チャンピオンとして狙いを定めていた経緯もあるのでこの試合は運命的だったと思います。このチャンスが正真正銘のラストチャレンジです。思いの全てを出しきってこれぞ好川菜々!という試合をするでしょう。二人の覚悟を皆さんにお見せします。見ていただいた皆さんが心震えるものを残したいと思います」

 コンディションアドバイザーを務めるタレントの和泉修「4戦前からは見てきているが、もともと内臓の弱い子なのでしっかりと体の内側からケアしてきました。前回の挑戦はミニマム級ということもありパワー不足が出てしまったんですけど、今回はフライ級ということもありしっかりと体を作りパワーの出せる状態に持っていきたい。しっかりと10ラウンド戦い抜ける体に仕上げていきます。勝負の鍵は前半3ラウンドの入りですね!きっと菜々らしい破天荒なボクシングが見れると思う」

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