王者・田口良一、総合力で勝負 “浪速の番長”と「バチバチの勝負に」
「ボクシング・WBAライトフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
予備検診が29日、東京、大阪に分かれて行われた。4度目の防衛戦に臨む王者・田口良一(29)=ワタナベ=は都内で行い異常はなかった。
身長167・7センチ、リーチ172・5センチで、大阪から届いた同級1位の宮崎亮(井岡)のデータと比べると身長で11・3センチ、リーチで13・5センチ田口が上回っていた。
「(リーチ差は)宮崎選手はスピードが速いのであまり関係ないかもしれないけど、極力優位に使いたい」と慎重に話した。「近づいたらボディーが打ちにくいし、どう崩すか。あっちは足を使えるけど、僕もイン、アウトどちらもできる」と戦略を練る。
今回、宮崎対策として合宿するなどしっかり走り込んできた。「ポテンシャルではあっちが上かもしれないけど、そこだけで勝負は決まらない。パワー、スピード、精神力、粘り-全部での勝負となる。バチバチの勝負になる」と必勝を誓った。